【奈良市】事故物件が寺院に。「翠緑山 禅祥院」が市内に誕生。寺院として再活用
奈良市内で、事故物件として扱われていた空き家が寺院として再生されたことが分かりました。
特殊清掃や遺品整理を手がける A-LIFE株式会社 が、2026年3月に真言宗の寺院「翠緑山 禅祥院(ぜんしょういん)」を建立しています。

※プレスリリースより
もともとの建物は、2023年に自死があった住宅(築約35年・延床約280㎡)。近鉄奈良駅から車で6分の川上町にあります。
そちらが特殊清掃と買取を経て、フルリノベーションされました。

※プレスリリースより リノベーション前の物件(2024年11月に撮影)
一般的には解体されるケースも多い事故物件ですが、今回は「供養の場」として新たな役割を持たせる形で再生されています。
発案したのは、同社代表であり真言宗の僧侶でもある 亀澤範行氏。
特殊清掃の現場で向き合ってきた「供養の行き場がない」という課題が背景にあるといいます。

※プレスリリースより A-LIFE株式会社 代表/真言宗 僧侶 亀澤範行(僧名:亀澤隆昭)
禅祥院は、檀家制度への加入を必須としない“開かれた寺院”として運営されるのが特徴です。
宗派を問わず、遺品供養や合同供養などを依頼できる仕組みとなっています。

※プレスリリースより
近年は、身寄りのない遺骨や遺品の扱い、遠方で供養が難しいといった問題も増えており、こうしたニーズへの受け皿としての役割も担うとしています。

※プレスリリースより
また、奈良市の空き家率は約17%と全国平均を上回っており(総務省調査)、事故物件や空き家の活用は地域課題のひとつ。
今回の取り組みは、「負の不動産」とされがちな物件に新たな価値を与える事例としても注目されそうです。
事故物件を祈りの場へと転換した今回のケース。
今後、同様の活用が広がるのかも気になるところです。






