【奈良市】奈良市が犬猫殺処分ゼロを3年連続で達成できた3つの理由。
奈良市からの発表です。2021年度も自然死・安楽死を除いた「犬猫の殺処分ゼロ」を達成したとのことです。奈良市すごい!
2008年度には663件だったのが、2019年度から3年連続で0件に。一体どういった取り組みをされたのでしょうか? それには3つの取り組みがあったそうです。
(1)引取数の減少への取り組み
これ以上不幸なネコちゃんが増えないよう、飼い主のいないネコへの不妊去勢手術費に上限12,000円まで補助金が交付されました。2021年度はなんと188頭の実績があったそうです。2020年度84頭から、大きく増加していますね!
さらに2021年4月から新たに↑のTNR活動を希望する方に1件5,000円の支援をする制度が始まり、49件の支援がありました。
(2)飼養の充実への取り組み
保護された犬猫を預かり、ミルク給餌や排泄、人馴れなどの世話を行う「預かりボランティア」さんへ、謝礼(1日200円・最大30日)や医療費の補助(上限5,000円)をされているそうです。
また、2021年度4月からは重度の疾病や負傷の場合、高度でより良い治療が受けられるように動物病院を受診できる「負傷動物医療事業」を創設し、12頭(777,555円)への支援がありました。
(3)譲渡の推進への取り組み
譲渡ボランティアへ登録してくれた10団体や3人への支援(1日200円、最大30日)。また、病院受診費用を市が支援し、負担軽減を図ってくれています。
また、犬猫パートナーシップ店制度を制定し、市内4店舗にマイクロチップの義務と、購入者への生涯飼育の誓約をしてもらっているそうです。
さらに、譲渡犬猫への不妊去勢手術に対して5,000円までの補助金が交付されます。2021年度は77件、385,000円が交付されました。
事業費は、ふるさの納税から
前年度までの取り組みに留まらず、2021年度も支援を拡充したり、新規の取り組みをされているのが、奈良市民として誇りに思います^^
ふるさと納税の「犬猫殺処分ZEROプロジェクト」へ2020年度は498件1026万円、2021年度は921件1670万円の寄付があり、こちらから予算が活用されているそうです。
奈良市、奈良市民、ボランティアの方々、そして寄付をくださった方々。全員の取り組みで、今後もっともっと人も犬も猫もハッピーになりますように。